ドイツの作曲家ヒンデミットとヴァイルの作風

Writer: admin Type: clarksre Date: 2019-01-06 00:00
ドイツの作曲家ヒンデミットとヴァイルの作風の違いは一体何でしょうか。どちらも木魚?がポクポク聞こえて来ますが。共感した0###ヒンデミットの音楽はよく「新即物主義」と呼ばれますが、特徴を簡単に言えば、感情が表に出てこず無味乾燥で聴き手を阻害するような曲想が多いことです。一方ヴァイルの方はポップスに近い音楽で、ジャズを取り入れたりしてミュージカルのようなわかりやすい音楽を書いています。ナイス0
###お返事どうもありがとうございます。###実はヴァイルの作品は数えるほどしか聞いたことがない。「小さな三文オペラ」の他ヴァイオリン協奏曲、2つの交響曲、なぜかマイナーな「レコルダーレ」と「皇帝は写真を撮影させる」くらい。だからあまり詳しいことは言えない。ヒンデミットについてはグレン・グールドによるウェーベルンとの興味深い比較分析がある。1.作品数ウェーベルン(以下ウ):生産力極小ヒンデミット(以下ヒ):精力絶倫2.作品形式ウ:素材重視で2部形式中心ヒ:素材に無関心で3部形式中心3.書法ウ:つつましい点描主義ヒ:ギャラ次第4.和声的特徴ウ:無調的ヒ:擬似調性的5.楽器編成ウ:室内楽グループヒ:穴ねらい6.リズム構成ウ:不規則で非シンメトリーヒ:機械的でシンメトリー7.同時代人の評価ウ:低いヒ:人気者8.その後の影響ウ:計り知れないヒ:取るに足らないまるで品格ある清貧の学者とガサツで意地汚い俗物といった観ありだが、その揶揄的な表現とは裏腹にグールドはヒンデミットの音楽を評価していた。上の一覧表はグールド一流の韜晦であろう。5の「穴ねらい」はきっとほとんどすべての楽器のために作られたソナタ、協奏曲群のことを言っているのだろう。それゆえテューバやファゴット、トロンボーン、アルトサックスなどレパートリーの少なさに悩む演奏家たちにとっては「困ったときのヒンデミ頼み」という合言葉があるとかないとか。「ヘッケルホルン」なる楽器があることをこの作曲家に教えられた。リズム構成のシンメトリーとはウェーベルンやシェーンベルクら無調派に見られるような連符や付点符、繋留記号を使った律動の崩し、リズム構造の複雑化がなく、単純なリズムによる伝統的でパターン化された律動感を保っていることを指しているのだろう。ウェーベルンはブーレーズやシュトックハウゼンら20世紀後半の音楽界をリードしていく後継者を生み出したのに対し、「ヒンデミット楽派」はついぞ実現しなかった。「ギャラ次第」というのは職業音楽家であるということの異口同音であるが、ヒンデミットの夥しい数の作品数とあらゆるジャンルに及ぶレパートリーの広さは自己完結を至上とする「芸術家」の有り様ではなく、注文に応じて変幻自在にそして柔軟果敢に仕事をこなしていく「音楽工房」の様相を呈している。こうしてみるとヴァイルも擬調性的であり、職人仕事的であり、俗受けしててあまり音楽史的には重要性を帯びてないところなど共通点のほうが目立ってくる。違いと言えばヴァイルは女優出身の美人と結婚したことくらいか(とは言ってもヒンデミット夫人がどんな人なのか知らないが...)ナイス0
###ヴァイル綴りが間違っていないですか?ナイス0

 

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